皆さんこんにちは。
この記事では最近ちらほらと聞くようになった
「FIRE」
という考え方について紹介していきます。
この記事を読めば、きっとあなたも「FIRE」について理解することができますよ!
- 1.FIREとは
- 2.どうしてFIREが注目されているのか
- 3.FIRE=「完全に仕事を辞めること」ではない!?
- 4.FIREを達成するには?
- 5.投資で資金をまかなう
- 6.節約をするor収入を増やす
1.FIREとは
「FIRE」とは、
「Financial Independence(経済的自立)」と「Retire Early(早期退職)」
の頭文字をとって作られた言葉です。
つまり、退職後に生活していける資金を十分に確保したうえで、労働から解放されようという概念ですね。
2.どうしてFIREが注目されているのか
では、なぜ今このFIREが注目されているのでしょうか。
特に、このFIREは「ミレニアル世代」などと呼ばれる20代から30代に強く支持されています。このミレニアル世代は、定年までずっと働き続けることよりも、自らの価値観に沿って自分の好きなことをして生きていくことを重要視しています。
そうしたミレニアル世代にとって、FIREはまさに理想のライフスタイルを体現するものと言えるのです。
3.FIRE=「完全に仕事を辞めること」ではない!?
FIREと言っても、実は様々なパターンがあるんです。
資金を維持する方法によって4つに分けられています。
(1)完全リタイア型
完全リタイア型は、退職後には全く働かないパターンです。従来までの早期リタイアのイメージと似ているかもしれませんね。みなさんも早期リタイアと聞いてまず思い浮かべるのはこのタイプではないでしょうか。
(2)不労所得型
不労所得型は、株式投資や不動産による家賃収入などの不労所得を得ながらリタイアするパターンです。
(3)サブFIRE
サブFIREとは、仕事を全くしないわけではなく、いわゆる副業のようなものを続け、少額の収入を得ながらリタイアするパターンです。
(4)バリスタFIRE
バリスタFIREもサブFIREと同様に仕事をしますが、サブFIREほど継続的に仕事をするわけではなく、週に1,2回働くなど、より単発的に働きながらリタイアするパターンです。
このように、一口にFIREを目指すといっても、実は様々なパターンがあるのです。
みなさんはどのFIREに良さを感じますか?
できる限り仕事はしたくないと感じている人には完全リタイア型か不労所得型が向いているかもしれませんし、自分の好きなことして収入を得たいと考えている人にとっては、サブFIREやバリスタFIREが向いていそうですね。
いずれにせよ、経済的に独立しているという点では、精神的に余裕をもって過ごせそうですよね。
4.FIREを達成するには?
では、FIREを達成するにはどの程度の資金があればよいのでしょうか。
実際にFIREを達成した人たちの間では、年間支出額のおよそ25年分の金額を用意できていることが一つの目安になっているようです。
総務省のデータに基づくと、1世帯の平均支出額は年間299万円です。とすると、必要な総額はおよそ7,500万円ということになります。
7,500万円と聞くと、そんな金額を貯めるのは現実的ではないと思われるかもしれませんね。では、既にFIREを達成している人はどのような方法で資金を用意しているのでしょうか。
5.投資で資金をまかなう
FIREを達成した人たちの多くは、投資をすることによって必要な資金を確保しています。
アメリカで行われたトリニティ研究によると、退職した後、毎年の支出を総資金の4%未満におさえることができれば、投資の利益による収益で、高確率で30年以上資産を維持できるというのです。
先程紹介した「年間支出額のおよそ25年分の金額が必要」というのは、このトリニティ研究が基になって算出された数字で、これはアメリカの株式市場がこれまでに年間に平均して7%程度の成長を続けてきたこと、インフレ率が3%であることを併せて、差し引き4%とした値が基準になっています。
つまり、年間支出の25年分という金額は、生活費を投資元本のうち4パーセントにするためには、いくらの投資元本があればいいか、という
「投資元本(100%)÷支出(4%)」の計算が根拠となっているのです。
しかし、日本ではアメリカの基準が当てはまらないと考える方もいらっしゃいます。
例えば、以下の記事ではこのように、
米国と比べて日本のインフレ率は低水準である一方で、日本から米国市場にも投資が可能です。インフレ率は低く、一方で運用利回りは米国のFIREと同じ年利7パーセントだとすれば、早期リタイアのための目標金額はグッと小さくなります。投資元本に対する生活費の割合は4パーセントルール(インフレ率3パーセントと仮定)ではなく、5パーセントや6パーセント(インフレ率1〜2パーセントと仮定)までゆとりを持って計画することもできるでしょう。(※)
つまり、早期リタイアの目安は年間支出の17〜20倍と考えることもでき、目標額は先述の家計調査をベースにすれば5,094万円〜5,993万円ほどになります。
(引用元:労働に縛られ続けない人生「FIRE」とは?セミリタイアに必要な資産 | 未来想像WEBマガジン (mizuhobank.co.jp))
アメリカの基準よりも少ない資金でFIREが可能であることを示唆しています。
まだまだ大きな額に感じられますが、7,500万円に比べたらかなり少なくなりましたよね。
6.節約をするor収入を増やす
では、いかにして投資にまわす資金を増やすか、という点が重要になってきます。
使えるお金を増やすには、支出を減らすか、収入を増やすかのどちらかをすることになります。
無駄な出費を抑え、節約を徹底することで、少しでも多くの金額を投資に回すことができるようになるでしょう。
また、副業をすることで、本業での収入に加えて収入を増やすことも重要です。
投資にまわすことができる資金が増えれば、その分、早くFIREを達成できることになるでしょう。
いかがでしたでしょうか。
少しでもFIREについて知っていただけたら嬉しいです。
このブログでは、これまで説明してきたFIREを達成し、会社で働いて得る収入に縛られない生き方を目指します。
FIREに興味を持った方は、ぜひ一緒にFIREを目指してみませんか?
そしてこのブログも、末永く見守っていただけたら嬉しいです。
それではまた!